
こんにちは。目指せ!タンクローリーへようこそ。
タンクローリーの仕事に興味があるけれど、「危険物の資格がないと乗れないのかな?」と不安に思っていませんか。
実は、タンクローリーには危険物なしで扱える荷物も多く、未経験からチャレンジできる求人も意外と見つかるんです。
また、体力的にきつい手積み作業が少ない車種や、高収入を目指せる分野もあります。
一方で、毒物や高圧ガスのように、消防法上の危険物ではなくても特別な注意が必要なケースなど、空車時の洗浄ルールなど、知っておくべきポイントもたくさんあります。
この記事では、免許や年収の目安を含め、詳しく解説していきますね。
タンクローリーは危険物なしでも稼げる?仕事の種類
「タンクローリー=危険物」というイメージが強いかもしれませんが、実は私たちの生活に欠かせない「非危険物」を運ぶ仕事もたくさんあります。
ここでは、危険物取扱者の資格がなくても活躍できるフィールドや、気になる収入面について見ていきましょう。
未経験や資格なしでも求人はあるのか

結論から言うと、危険物取扱者の資格を持っていなくても応募できる求人は数多く存在します。
そもそも「危険物なし」というのは、消防法で定められた「危険物(ガソリンや灯油など)」を運ばないという意味ですよね。
物流の世界では、それ以外にも運ぶべき液体や粉体が山ほどあるんです。例えば、水や牛乳、バラセメント、一部の化学薬品などが代表的ですね。
求人サイトを見ていると、「未経験歓迎」「資格取得支援制度あり」といった募集がよく見られます。
これは、入社後に働きながら資格を取ればOKという企業が多いからなんです。
最初は先輩の横に乗って仕事を覚えつつ、必要な免許や資格を少しずつ揃えていけば大丈夫なケースがほとんどかなと思います。
ここがポイント
「危険物乙4」がなくても、大型免許さえあれば即戦力として歓迎される現場はたくさんあります。
ミルクローリーの年収や仕事内容
非危険物タンクローリーの代表格といえば、牧場で搾った生乳を運ぶ「ミルクローリー」です。
仕事内容は、酪農家さんを回って生乳を集め、乳業メーカーの工場へ運ぶのがメインになります。
気になる年収ですが、地域や会社によって結構幅があるようです。
北海道などの酪農地帯では季節によって忙しさが変わることもありますが、一般的には年収400万円〜500万円前後が目安と言われています。
365日稼働している業界なので、シフト制で安定して働けるのも魅力の一つかもしれません。
朝型の生活スタイル
搾乳の時間に合わせて朝が早いことが多いので、早起きが得意な人には向いている環境かもしれません。
バルク車はきつい手積み作業がない

トラックドライバーへの転職で一番心配なのが、「手積み・手降ろし」の重労働ではないでしょうか。
「バルク車」と呼ばれる粉粒体運搬車は、そんな不安を持つ方にとってかなり魅力的な選択肢になると思います。
バルク車は、セメントや小麦粉、飼料などの粉末を運びます。
荷降ろしの際は、車のコンプレッサーを使って空気の力で「ブオーッ」とサイロへ圧送するので、重い荷物を手で持つ必要がほとんどありません。
体への負担が少ない分、長く続けやすい仕事として人気がありますね。
ただ、建設現場などの都合で「待機時間」が長くなることもあるようなので、その時間をどう過ごすかがカギになりそうです。
高圧ガスや毒物は危険物ではないのか
ここで少しややこしい話を整理しておきましょう。「危険物なし」で検索していると、高圧ガスや毒物の求人も一緒に出てくることがありますよね。
これらは法律の区分けで言うと「消防法の危険物」ではありません。でも、文字通り「危険なもの」であることに変わりはないんです。
| 種類 | 該当する法律 | 必要な対応 |
|---|---|---|
| ガソリン等 | 消防法 | 危険物取扱者 |
| LPG・酸素等 | 高圧ガス保安法 | 高圧ガス移動監視者など |
| 硫酸・農薬等 | 毒物及び劇物取締法 | 毒物劇物取扱責任者など |
つまり、ガソリンスタンドの配送とは違う免許や知識が必要になるわけですね。
特に高圧ガスや毒物の輸送は、万が一の事故が起きた時の影響が大きいので、専門性が高く、そのぶん給料も高めに設定されている傾向があります。
給料アップに役立つ資格と免許の種類

「危険物乙4」以外にも、持っているだけで年収アップや採用に有利になる資格はいくつかあります。
まず一番のおすすめは「牽引(けんいん)免許」ですね。
タンクローリーの仕事では、大量輸送のためにトレーラーを使うケースが非常に多いです。
トレーラーに乗れるようになれば、運べる量が増える分、手当や基本給がグッと上がる可能性が高いです。
次に狙い目なのが「高圧ガス移動監視者」です。
これは国家資格ですが、講習を受けて検定に合格すれば取得できるので、比較的チャレンジしやすいです。
これがあると、LPガスや液化天然ガスといった高単価な仕事に就けるチャンスが広がりますよ。
タンクローリーで危険物なしの空車回送や法規制
ここからは少し専門的な、運行管理やコンプライアンスに関わるお話です。
荷物を積んでいない「空車」の状態でも、法律上のルールが色々と絡んでくるのがタンクローリーの奥深いところなんですよね。
空車時の危マーク表示と洗浄証明書
街中で見かけるタンクローリーの前後に付いている「危」のマーク。これ、中身が空っぽになったら外してもいいと思いますか?
実は、消防法の危険物を運ぶタンクローリーの場合、たとえ中身を降ろした後でも、原則として「危」の標識を掲げ続けなければなりません。
タンクの中にわずかに残ったガスや液体が、依然として危険な状態だとみなされるからなんですね。
食品輸送における衛生管理と洗浄

食品や飲料を運ぶタンクローリーでは、危険性とはまた違った意味で「洗浄」が命になります。
例えば、牛乳を運んだ後にジュースを運ぶといった場合、前の荷物が少しでも残っていたら大問題ですよね。
これを防ぐために、食品輸送の世界では「CIP洗浄(定置洗浄)」というシステムを使って、タンク内部を徹底的に洗います。
サニタリーローリーと呼ばれる食品専用車は、タンクの内側がピカピカの鏡面仕上げ(ステンレス)になっていて、汚れが付きにくい構造になっています。
衛生管理の基準は非常に厳しく、ドライバーさんも洗浄手順をしっかり守る几帳面さが求められる仕事と言えそうです。
毒物劇物の輸送に必要な標識と装備

「毒」という文字が書かれたタンクローリーを見たことがあるでしょうか。これは毒物及び劇物取締法に基づいた表示です。
毒物や劇物を運ぶ際は、車両への表示だけでなく、ドライバー自身を守るための装備も必須になります。
防毒マスクや保護メガネ、ゴム手袋などの保護具を必ず携行し、万が一漏洩事故が起きた時に備えて、中和剤や「イエローカード(緊急連絡カード)」も持っていなければなりません。
安全第一
「非危険物だから簡単」というわけではなく、毒劇物は人体への影響が直結するため、非常に高い安全意識が必要なプロの仕事です。
産業廃棄物収集運搬車の法的要件
廃油や汚泥などを運ぶバキューム車やタンクローリーも、「危険物なし」のカテゴリーに含まれることが多いです。
この分野では「廃棄物処理法」がメインのルールブックになります。
産業廃棄物を運ぶためには、自治体の許可を受けた車両であることの表示や、どんな廃棄物を運んでいるかを記載した書類(マニフェスト)の携行が義務付けられています。
最近では、強力な吸引能力を持つ車両や、臭いを出さないための脱臭装置付きの車両なども増えていて、作業環境はずいぶん改善されているみたいですね。
まとめ:タンクローリーは危険物なしでも高収入を狙える

今回は「タンクローリー 危険物 なし」というキーワードをテーマに、仕事の種類や法規制について深掘りしてきました。
結論として、危険物取扱者の資格がなくても、タンクローリーの仕事で安定した収入を得ることは十分に可能です。
特に、「大型免許」+「牽引免許」の組み合わせや、特定の分野に特化した知識(高圧ガスや毒劇物など)を身につけることで、市場価値の高いドライバーになれるチャンスがあります。
「資格がないから」と諦めずに、まずはバルク車やミルクローリーといった非危険物の分野から、プロのドライバーへの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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